調査終了後、慰謝料請求の示談・その1
2022年01月31日
慰謝料請求の示談・離婚の話し合い(以下「離婚協議」といいます)は、
残念ながら相手があることですし、話し合いには裁判の様な強制力があるわけではない為、
100%成功するという保証はありません。
ですが、やり方次第では、高い確率で成功へと導く事も可能です。
成功させる(合意に至る)ポイントは、
相手方に勝ち目がない状態をつくることが重要になってきます。
成功の3つの要件(鉄則)は
1・「闇討ち」
2・「不意打ち」
3・「挟み撃ち」です。
まず、その1から説明していきます。
1.闇討ち(こちらは証拠を握っているが、相手はこちらの手の内を知らない)
闇討ちとは辞書の意味では、「闇にまぎれて人を襲うこと」ですが・・・
この場合、闇討ちとは、自分は確かな証拠や必要な情報をたくさん握っているが、
浮気をした夫(妻)や、不倫相手は、こちらがどんな情報をどれだけ持っているのか分からない状態(闇)で、話し合いを始めるということです。
例えば、こちらは、
「いつどこで不貞行為を行っていたか」
「少なくともいつ頃から不倫をしていたか」
「夫(妻)の浮気相手が誰なのか(氏名・住所など)」
「浮気相手の勤務先はどこなのか」
「浮気相手は既婚者なのか否か」等、多くの証拠や情報を握っているとします。
そして、それらの情報を「あたかも全部お見通し」の様に、相手に伝え、
その際に事前に用意しておいた内容証明形式の通知書を読ませます。
探偵社に依頼した証拠(報告書)があったとしても、最後まで一切見せません。
どこまでの証拠を握られているのかわからない(闇)のほうが、相手は恐怖を感じるからです。
次回は、その2を説明します。