調査終了後、慰謝料請求の示談・その2
2022年02月03日
慰謝料請求の示談・離婚の話し合い(以下「離婚協議」といいます)を
高い確率で成功へと導く
成功の3つの要件(鉄則)は
1・「闇討ち」
2・「不意打ち」
3・「挟み撃ち」
の2つめを説明します。
2.不意打ち(いきなり話し合いを開催する)
辞書の意味では、「だしぬけに相手に攻撃をしかけること」「予告なしに物事を行うこと」です。
つまり、突然話し合い(示談や離婚協議)に持ち込むことという事です。
少し例をあげてみます。
不意打ちの具体的な方法としては、浮気相手の場合は、待ち伏せし、そのまま喫茶店等に同行してもらい突然、話し合いをするという方法です。
また浮気夫(妻)の場合は、自宅で(自分の両親等と)待ち構えていて夫(妻)が帰ってきたら、
突然、離婚協議を開催するという方法です。
これにより「こちらはしっかり準備ができている状態」
そして「相手方は何の準備もできていない状態」で、交渉を開始することができ、
有利に話し合いをすすめることができるのです。
ただし、完全な不意打ちができるのは「不貞行為をした夫(妻)」・「その不貞行為の相手方」の内、
残念ながら片方だけです。
何故なら、一方と交渉すると他方に連絡をしてしまうことが有り、
他方はある程度準備(覚悟)してしまうからです。
したがって、より交渉を成立させたい方から先に不打ちの話し合いをするなど、
実行する順番を考慮する必要があります。
次回は、その3を説明します。